退院に向けて
一度受け止めると、あとは本当に退院まで早く早くという気持ちしかなくて。
しばらくは痙攣が出るのをチェックして、それが慢性的なものなのか落ち着いてくるものなのかを判断するとのことだったので脳波をずっと測りながらの日々でした。
最低二週間と言われていて、結果的にうちの子は二週間半くらいの入院でした。
二週間後には脳の中での痙攣も落ち着いて、やがてなくなり薬無しでの生活が可能と判断されGCUに。
本当に、この手で抱けることが嬉しかった。
この日から授乳も直母でできるようになったのですが、産後二日からぐんぐん飲んでくれてたのに長い哺乳瓶生活からか完全なるおっぱい拒否。
何度やってもダメで。
なんだかおっぱいをあげようとして泣かれると虐待してるみたいで、結局退院して二週間ほどで完ミに切り替えました。
もう泣き叫ぶんだもん、辛かった。笑
退院までは毎日通って、その後の生活の相談と何かあった時にどうしたらいいのか親身に教えていただき、担当の先生には頭が上がりません。
退院当日、初めて一緒にお外に出て、寒いねえって笑いかけたとき、本当に幸せでした。
この時のことは一生忘れないだろうなあ。
これからがんばるぞー!!と強く思ったのを覚えています。
個人的に迷っていたのは、息子の状態をどれくらいの人達に話すのか。
結局、両親、義両親にはもちろん話しましたが、祖母や姉や兄は知りません。
今年、私の周りは本当にベビーラッシュで周りの友達で四人、兄夫婦に一人と子供が生まれる予定があったので、変に心配をかけたくなかったのです。
友達も、息子を連れて会うであろう3人くらいの友達にしか話さないで、誰の目にもわかるようになってからその都度話せばいいかなと思いました。
小さい時なんて可愛いもんは可愛いと気遣い無しで可愛がって欲しかったからです。
私の二週間検診、出産した産婦人科で子供のことを聞かれて脳梗塞だと言った時に、いつもクールな先生がものすごく驚き看護師さんが作業の手を止め息を呑んだので、どれだけレアなんだー!!!と思ったのを覚えています。笑
25000件の分娩件数、先生が見た中で初めてだそうです。
そりゃあネットの情報もないわけだ。。
予後は様々みたいですが、一番心配していた痙攣がなかったので、ここからの生活はほとんど他の子と変わりませんでした。