もしかしなくても2年
信じられないくらいお久しぶりです。
忘却の彼方にいたこのブログを息子の昔の記録を漁っていた時に思い出しまして、アプリを開いたところ、なんとたまに見にきてる方がいらっしゃって。
なぜだろうかと思いましたが
新生児脳梗塞 ブログ
と検索すると割とすぐ出てくるのですね、そのワードで無心で検索していた四年前の自分を思い出し、当時の自分と同じ気持ちで検索するママさんへ向けてせめて予後?近況?を
今息子は4歳になりました。
発達レベルは1歳8ヶ月(たしか。うろ覚え。)
発語はなし、喃語よりも意志を感じられるかなというような感じです。
嫌な時や怒ってる時はいーやー!!と必ず言うので適当に発してるわけではなく、近親者には意思が明確に伝わりますが、まだまだベビー感の強い感じ。
ママ、パパなどの名詞を理解して発することはありません(真似っこはしてくれる、かわいい)
ただ名前を呼ぶとはーいと🙋♀️このように手をあげてお返事してくれます。
拍手しながらすごいねー!!!と褒めると、頭を傾けて撫でて!と、言葉よりも行動により、したいこと、されたいことを要求します。
行きたいところがある時は袖を引っ張ったり、喉が渇いたらマグを手渡したり。
食べたいものや順番も、スプーンや私の手を引っ張って指示してきます。かなりグルメです。
身体の方ですが、2歳半頃、なかなかリハビリが歩行に結びつかず難儀していたところ、主治医の先生の紹介で県外の有名なリハビリ病院を紹介していただき、母子共に一月半ほどリハビリ入院をしました。
関西で小児対応の有名なリハビリ病院といえばそこだ!と言うくらい有名な病院でして、一度診察をしていただいた時に、まだずり這いメインの息子を見て
「この子は絶対歩けます、入院しましょう」
と初めて断言してくださって。
それがとても衝撃で。
病院の先生って予後に関して断言できませんよね、期待だけ持たせること絶対にしませんよね、なのに断言!即決で決めました。
親の入院中のストレスはさておき、リハビリ入院によってフラフラですが独歩で10歩くらい歩けるようになり、その後自宅に帰ってからも独歩の数が増え、いまでは好き勝手自由気ままに歩き回っております!すごい!
PT、OT、さらにはSTまで、希望や症状に応じて組んでくださり本当に行ってよかったなと。ただ人との交流や共同生活にストレスがかかりやすい私にはかなりの苦行でした。
それはわかりきっていたので個室にしましたが、それでもストレスで頭皮が荒れまくりました。(先生方や病院の方々はみんな優しく素敵な方たちでした)
歩行はできるようになりましたが、右手の麻痺が強く残っているので、今年は右手に重点を置いて、ボトックスなども視野に入れて一月ほど入院することになっています。
予後という予後と呼べるかはさておき、今の息子はこんな感じです。
まだ生まれたばかりのお子さんが脳梗塞と診断され辛く悲しい思いで見てる方へ。
時間はかかっても、一つずつ確実に成長していきます。3年間、歩けないと思ってましたがほんの一月半で歩けるようになりました。
生まれてから今まで一度もつかみ食べをしなかった息子が、4歳になって初めてつかみ食べをしました。
右手を頑なに使わず、常に拘縮し、触れるだけで怒る息子が、大好きな葉加瀬太郎の演奏を見て急に両手で拍手をしました。
歯磨きはいつも号泣だった息子が、親の真似をして自分で鏡の前で歯磨きするようになりました。
順番はあべこべでも、すっ飛ばしても、なぜか巻き戻ったりしながらも、成長します。
些細なことがきっかけで急に。
できなかったことが急にできて、親である私も
「え?なぜこのタイミングで?」
と思ったりもしますが、、、
うちの子は新生児脳梗塞の中でもかなり成長が緩やかだとは思います。
でも大丈夫です、4歳になった今でも毎日可愛い宝物です。
逆に赤ちゃんのような時間が長くて、毎日可愛くてラッキーとさえ思います。
親の気持ち次第です。
お互い、のんびり成長していきましょうね。
寝巻きでおばあちゃんとお散歩にいった、おじいちゃんのような可愛い息子でさようなら。